ガンバ、清水、札幌始動 サッカーJ1 沖縄キャンプ


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 シーズン開幕へ向け、サッカーのトップチームが県内各地でキャンプを行う「沖縄サッカーキャンプ」が16日、本格的に始まった。J1のガンバ大阪が中城村のごさまる陸上競技場で、清水エスパルスは西原町民陸上競技場でそれぞれ始動。今シーズンJ1に昇格した北海道コンサドーレ札幌も沖縄入りし、上原慎也(西原高―沖縄大出)も元気な姿で金武町陸上競技場でのキャンプ初日を迎えた。上原は「きょうは軽く汗を流した。明日から本格的な練習になる」と気合を入れた。受け入れる自治体では歓迎式を行い、選手らを激励した。

リラックスした表情でトレーニングに励むガンバ大阪の遠藤保仁(左から2人目)ら=16日、中城村の吉の浦公園ごさまる陸上競技場

 J1のガンバ大阪は、主将で元日本代表の遠藤保仁や今野泰幸らが新シーズンに向けて、ジョギングやパスゲームなどの練習で汗を流した。会場を訪れたファンはカメラでお目当ての選手を追っかけるなどして、プロ選手のプレーを楽しんだ。

 ガンバ大阪の中城村でのキャンプは2014年から続いて4度目。長谷川健太監督は「ここでどれだけ質の高いキャンプができるかが全てだ。いいスタートを切って、いい形でここに戻ってきたい」と無冠に終わった昨シーズンの雪辱に向けての意気込みを語った。

 浜田京介中城村長は「中城にもガンバサポーターが増えている。ぜひタイトルを取って戻ってきてほしい。そのためのサポートをしっかりとしたい」と激励した。

 琉球大学の学友らと見学に訪れた佐藤夏澄さん(19)は「楽しそうに練習している。今シーズンは全てのタイトルを取ってほしい」と笑顔を見せた。

キャンプ初日、ミニゲームで汗を流す清水エスパルスの選手ら=16日午後、西原町民陸上競技場

 西原町民陸上競技場でも16日午後、清水エスパルスのキャンプインを歓迎するセレモニーが行われた。上間明町長は「トレーニングの成果を十分に発揮していただき、小林伸二監督の下、チームが協力して全力で戦い、優勝を目指してほしい」と激励した。

 町の観光キャラクター「さわりん」から小林監督に花束が贈られた。また、町と町商工会、オリオンビールなどから記念品も贈呈された。清水エスパルスからはユニホームと選手のサイン入りフラッグが贈られた。

 小林監督は「挑戦者として強い気持ちで今日から西原で準備し、けがなく進めていきたい」と抱負を語った。西原町での春季キャンプは22日まで行う予定。

西原町の観光キャラクター「さわりん」も一緒に記念撮影する清水エスパルスの選手ら=16日午後、西原町翁長の町民陸上競技場