5高ボート部、合同合宿 県内外34人 大宜味・白浜区受け入れ


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 【大宜味】大宜味村白浜区(親川富成区長)で、12月24~28日、県内外5校の高校ボート部が合同合宿を実施した。北海道の網走桂陽高校、網走南ヶ丘高校、奈良県の十津川高校、京都府の伏見工業高校と県内から美里工業高校の5校34人。部員たちは練習だけでなく、塩屋湾でマングローブの植樹や白浜区の清掃作業なども行い、交流を楽しんだ。

合宿の最後に親川富成区長(中央)を囲んで記念撮影=12月28日、大宜味村白浜公民館前

 中でも網走桂陽高校は、2010年に開催された美ら島高校総体から毎年合宿に訪れ、今年で7回目となる。

 県内で唯一の参加校となる美里工業高校2年の新川碧(あおい)さんは「いつもは1人だけの練習で寂しかったが、たくさんの仲間と練習ができ、力をもらった」と話した。

 伏見工業高校2年の村坂涼太さんは「暖かくてとても気持ちよく漕(こ)ぐことができた」と述べた。また十津川高校1年の足高洋輝さんは「近所の人からも差し入れがあり、楽しく練習できた」と話し、網走南ヶ丘高校2年の中平小奈未(こなみ)さんは「村の皆さんのおかげで最高の合宿ができた」と笑顔で話した。網走桂陽高校1年の若林大夢さんは「普段できない体験ができ、親川さんにもいろいろ準備をしていただき、思い出に残る合宿だった」と話した。

 親川区長は「将来はこの中から世界一を目指す人が出たらうれしい。この出会いを忘れず、またどこかで出会うことを楽しみにしている」とエールを送った。 
(安里郁江通信員)

マングローブ植樹=12月28日、大宜味村塩屋湾内