「思い出残る大会へ」 南九州高校総体 実行委が発足


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「思い出に残る大会にしたい」と、あいさつする平敷昭人県教育長=17日、那覇市の県体協スポーツ会館

 2019年7月下旬~8月中旬に予定し、沖縄を含む南九州4県で開催される全国高校総合体育大会に向け、県や市町村など関係団体は17日、県体協スポーツ会館で実行委員会設立および第1回総会を開いた。総会では、平敷昭人県教育長を実行委員会会長とする同会則案や同会事務局案が承認された。平敷会長は「高校最大のスポーツの祭典として思い出に残る大会にする」と抱負を語った。

 2019年高校総体の沖縄開催競技は陸上競技、水泳(飛び込み・水球)、サッカー、相撲、ウエートリフティング、空手道、なぎなたの7競技8種目。開催地は水泳が那覇市、サッカー男女は八重瀬町など8市町村、ウエートリフティングは糸満市、なぎなたは那覇市。陸上競技と空手道、相撲は調整中。同実行委は参加申し込み人数を南部九州4県で計60万6700人(沖縄は13万9千人)と見込んでいる。総合開会式は鹿児島県で行われる。

 県内でのインターハイは単独県開催だった10年の美ら島総体以来。平敷会長は「部活動の活発化を支援し、高校生の活躍で県民に夢と感動を与えたい」とし、関係団体に連係を呼び掛けた。

 総会では実行委員会が提案した専門委員会案も承認され、広報・報道、競技、宿泊・衛生、輸送・警備、高校生活動の五部署で開催準備を進めていくことを確認した。