キングス、劇的逆転 Bリーグ第30戦


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キングス―京都 第4クオーター、スピード感のあるドリブルで一気に攻め込む津山尚大=18日、沖縄市体育館(具志堅千恵子撮影)

 プロバスケットボールBリーグ1部の琉球ゴールデンキングス(西地区4位=13勝16敗)ホーム戦(琉球新報冠試合)は18日、沖縄市体育館で京都ハンナリーズ(同5位=13勝16敗)と今季第30戦を行い、70―66で勝利して3連勝とした。キングスは第1クオーター(Q)から機動力を生かしてリングに向かい、序盤はリードを奪った。しかしミスが続いて得点が止まると、京都の攻撃に押されて前半は36―39とリードを許して折り返した。第3Qもミスを減らせず京都を追う展開となったが、第4Qに激しい守備から京都のミスを誘い、津山尚大らの得点で逆転に成功した。キングスは21、22の両日、富山市総合体育館で富山グラウジーズとアウェー2連戦を行う。(観客3112人)

キングス(14勝16敗)
70―66(18―16,18―23,18―18,16―9)
京都(13勝17敗)
 【評】キングスが最終盤に力を発揮して京都に逆転勝ちした。試合序盤はリズム良く攻撃を展開していたキングスだったが、第2Qに入るとミスから攻撃が停滞した。京都にリードを許す時間が長く続いたが、第4Qに好守備から攻撃につなげて逆転した。京都は試合終盤に点が伸びなかった。(平安太一)

◆追い掛ける展開で我慢

 伊佐勉HC(キングス)の話 追い掛ける展開で我慢し続けて勝つことができた。クロスゲームでいらいらしながらプレーしている場面があったので、どんな状況でも平常心でやらせるようにしたい。新年最初の試合でお客さんに勝利を届けられて、ほっとしている。

◆要所で押し切られた

 浜口炎HC(京都)の話 最初にキングスらしいスタートを切られて、勝負どころで押し切られた。キングスはアグレッシブにディフェンスをやるチームで、いつも通り良かった。勝負どころでうちのいいプレーができなかった。

◆津山 残り2分千金弾

 津山尚大が放ったシュートは大歓声に包まれながらリングを突き抜けた。第4Q残り約2分、キングスが1点を追う場面だった。フリースローラインの近くでボールを手にした津山は「ノーマークだったので思い切り打った」。京都を追い掛ける時間が長く続いたが、津山の1本で試合をひっくり返した。

 第1Qのスタート直後は喜多川修平の速攻や金城茂之のバスケットカウントが決まるなど、キングスのペースで試合が進んだ。しかし簡単なミスでボールを失ったり、リング下のシュートを落としたりして、自らいい流れを手放した。守備では京都をロースコアに抑えた一方で、伊佐勉HCは「オフェンスはやってきたことの半分もできていない」と感じている。

 流れが変わったのは第4Q残り5分を切ってからだった。アンソニー・マクヘンリーが守備の要になり、京都のミスを何度も誘発した。リバウンドも確実に拾って攻撃につなげ、京都を0点に抑えながらキングスが着実に加点した。そして津山が逆転弾を沈め、伊佐HCは「みんなが集中していた」とうなずく。

 次戦は昨季のbjリーグで頂点を争った富山が相手だ。津山は「去年の(富山との)試合よりも成長した姿を見せる」と再びコートで暴れ回ることを誓った。(平安太一)