子牛173万9880円 宮古初競り 県内最高値を更新


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 宮古家畜市場の2017年初競りが19日に開かれ、最初に取引された1番牛の価格が県内市場で過去最高となる173万9880円で取引された。14日に行われた八重山家畜市場の初競りで173万3400円の値が付いたばかりだったが、最高記録を塗り替えた。

 取引された子牛は、全国の産地で肥育されてブランド牛になる。1月の県内全体の子牛平均額でも前年同月比7万5263円高の78万1452円(速報値)で取引されるなど、全国からの引き合いが強く高値推移が続いている。

 昨年10月に多良間家畜市場の競りで162万2160円が付いたが、14日の八重山での競りはこれを11万1240円上回った。JAおきなわによると、血統の良さに加え、体が大きいなど個体の能力の高さが評価されたという。

 JAおきなわ畜産部は「全国的な素牛不足で引き合いが強い。今年も高値で安定して推移すると見られる」との見通しを示した。