フロート設置作業進む 辺野古新基地建設 ゲート前で70人が抗議


この記事を書いた人 松永 勝利
米軍キャンプ・シュワブの沖合に設置した支柱付きの浮具(フロート)の周囲で作業をする作業員ら=20日午前10時27分ごろ

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設の関連作業で、沖縄防衛局は20日午前、米軍キャンプ・シュワブ沿岸の海上で、臨時制限区域を示す浮具(フロート)設置に向けた作業を進めた。前日までに設置した支柱付きフロートの周囲を作業員らがボートで見回る様子も見られた。キャンプ・シュワブのゲート前では同日午前、最大約70人が集まり、建設に反対の声を上げた。
 シュワブの新ゲート前では、新基地建設に反対する市民らが午前6時ごろから、作業員を乗せた車の入構を阻止しようと集まった。午前8時ごろからは工事用ゲート前に座り込んだ。同日午前11時45分までに、工事用車両の搬入はなかった。市民らは午前10時ごろから、作業海域の見える通称第3ゲートに移動し、海上で抗議活動をする市民にエールを送った。【琉球新報電子版】