「今年こそJ1昇格」 ジェフの比嘉、活躍誓う


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ミニゲームでボールをキープするジェフ市原・千葉の比嘉祐介=20日午後、糸満市の西崎陸上競技場

 サッカーJ2のジェフユナイテッド市原・千葉は20日、糸満市西崎総合運動公園で沖縄キャンプを開始した。2016年に横浜F・マリノスから移籍した比嘉祐介(大宮中-流経大柏高-流経大出)も初日から軽快な動きを見せ「今年こそはJ1に昇格できるよう、チームに貢献する」と意気込んだ。

 20日に沖縄入りしたチームは初のキャンプ地となる同公園で、軽めのウオーミングアップをこなした後、実戦形式の練習を1時間余りこなした。比嘉はサイドバックとして、仲間のシュートチャンスを度々、演出した。

 ジェフの昨季の成績は、J2の22チーム中11位。「チームとしては一番悪い順位で終わったので、今年こそは昇格したい」と、比嘉も他のメンバー同様に強い思いで練習に取り組む。ジェフへの移籍1年目の昨年は調子良くシーズンに臨んだが、後半はけがの影響もあり、出場試合は計9試合にとどまった。そのため、「自分にとっても悔しい一年だった」と振り返る。

 2011年にプロ入りし、今年で6年目。着実に経験を積む中で「無駄な走りも減り、前へ上がるタイミングもしっかり判断できて、サッカーの勘が付いてきた」と、手応えも感じている。けがの不安もなく調子を上げている比嘉。誰もが存在感を示そうとするキャンプの中で「自分のサッカーは、走りと守備が売り。そこを前面に出していきたい」と、強い覚悟を込めた表情で語った。