セブンイレブン、沖縄で200店計画 工場など供給網も


この記事を書いた人 Avatar photo 与那嶺 明彦
沖縄進出を計画するセブン―イレブンの店舗=2016年6月、東京都内

 コンビニ最大手のセブン-イレブン・ジャパンは20日、沖縄での出店計画について2019年2月期(18年3月~19年2月)をめどに進出し、将来的に200店舗以上を目標としていくことを明らかにした。弁当や総菜の専用工場を沖縄で造るため、200店舗は工場運用の採算分岐を上回る規模としている。

 セブン-イレブン・ジャパンの古屋一樹社長のインタビューを報じたフジサンケイビジネスアイの記事では、古屋氏は「(沖縄では)ファストフードを好む文化がある」と述べ、沖縄で出店する店舗にはイートインコーナーを整備していく考えを示した。

 県内では昨年、沖縄ファミリーマートが300店舗、ローソン沖縄が200店を突破しており、この水準に迫るセブンの出店攻勢が加わることでコンビニ間の競争が激化する。

 セブン&アイ・ホールディングス広報センターは琉球新報の取材に「隣県から商品調達できない離島の沖縄なので、店舗を建てるだけでなくサプライチェーン(原材料調達から製造、販売まで一貫した供給網)を整える中で出店もしていく。工場の損益分岐点として店舗数の目安はあるが、計画は進捗(しんちょく)によっても変わっていく」と述べた。