海兵隊、不時着翌日に同型ヘリ飛行 普天間飛行場 防衛局が宜野湾市に不時着説明


この記事を書いた人 松永 勝利
米軍普天間飛行場を離陸し、宜野湾市上空を通過するAH1Z攻撃ヘリコプター=21日午前10時すぎ

 【宜野湾】米軍普天間飛行場所属のAH1Z攻撃ヘリコプターが20日午後7時半ごろにうるま市与那城伊計の農道に不時着した問題で、在沖米海兵隊は21日午前、不時着した同型ヘリを飛行させた。同型ヘリは午前10時すぎ、2機編隊で普天間飛行場を離陸し、市役所上空を飛び、北中城村方面に向かった。
 
一方、沖縄防衛局の本多宏光管理部長は午前9時35分、宜野湾市を訪れて状況を説明した。
 説明を受けた市の鈴木宏治基地政策部長は「こういうことが起きると市民の不安が高まる。しっかり説明して安心につながるようにしてほしい」と求めた。取材に「市長にも伝え、対応を検討したい」と答えた。
 説明を終えた本多氏は「防衛局が知っている情報をあらためて伝えた。問題が頻発していることについては強く申し入れを受けた」と述べた。【琉球新報電子版】

宜野湾市に説明を終えて退出する沖縄防衛局の本多宏光管理部長(左)ら=21日午前9時45分、市役所