宮古島市長選きょう投開票 陸自配備に審判


この記事を書いた人 志良堂 仁

 【宮古島市長選取材班】任期満了に伴う宮古島市長選挙が22日投票、即日開票される。前県議の奥平一夫氏(67)=民進推薦、現職の下地敏彦氏(71)=自民推薦、医師の下地晃氏(63)=社民、社大推薦、前市議の真栄城徳彦氏(67)の4人は21日、市平良で最後の集会を開き、支持を訴えた。23日未明に大勢判明の見通し。期日前投票者数は6日間で計1万2074人となり、有権者数の約27・8%に達した。

 前回市長選は無投票で、選挙戦は8年ぶり。市政の継続を掲げる現職に市政刷新を訴える新人3人が挑む構図で、陸上自衛隊配備計画の是非や経済活性化などが争点となる。

 奥平氏と下地晃氏は陸自配備に反対の姿勢で、下地敏彦氏と真栄城氏は賛成の立場としており、選挙結果によっては計画に影響が出る可能性がある。また浦添市長選やうるま市長選、来年の県知事選の前哨戦とも位置付けられる。

 翁長県政を支える「オール沖縄」勢力から奥平氏と下地晃氏、保守系から下地敏彦氏と真栄城氏が支援を受ける。双方とも一本化できず分裂選挙となった。

 22日、市議会補欠選挙も行われる。

 投票は午前7時~午後8時、市内22カ所の投票所で行われる。午後9時から市中央公民館で開票される。当日有権者数は4万3401人(男性2万1445人、女性2万1956人)。