ごくうま「Aランチ」はどれだ 沖縄市の選手権に6店舗出場


社会
この記事を書いた人 松永 勝利
多くの来場者でにぎわうAランチ選手権の会場=22日午後0時25分、沖縄市諸見里のコザしんきんスタジアム前

 【沖縄】沖縄戦後食文化の象徴ともいえる洋食プレート「Aランチ」のナンバー1を決めるコザAランチ選手権が22日、沖縄市諸見里のコザしんきんスタジアム前で開かれた。沖縄市や北谷町から6店が出店し、決められた原価の中で5種以上のおかずをプレートに盛って料理の腕を競い合った。来場者投票により午後5時すぎにグランプリが決定する。 
 Aランチとは戦後のコザ市で生まれた沖縄ならではのメニューで、ニューヨーク帰りのシェフが開店したしたレストランで提供したといわれている。カツを入れたりスパゲティを入れたり、店ごとに内容は異なるが、主に洋食プレートで提供する食事のことを指す。他にBランチ、Cランチがあるが、Aランチがおかずの種類が多いなど最も豪華なランチに位置づけられる。
 家族5人で訪れた島袋愛菜さん=豊見城小3年=は「お肉が軟らかくておいしい」と話した。
 選手権は入場無料で料理は1皿600円。【琉球新報電子版】