FC琉球が快勝 ニューイヤー杯沖縄ラウンド


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前半、ドリブルで仕掛ける先制点を挙げたFC琉球の富樫佑太=22日午後、糸満市西崎陸上競技場(大城直也撮影)

 Jリーグの2017DAZNニューイヤーカップの沖縄ラウンドは22日、糸満市西崎陸上競技場で開幕した。J3のFC琉球はJ2のジェフユナイテッド市原・千葉と対戦し、3―1で快勝した。

 琉球は前半28分にMF富樫佑太が先制点を挙げた後、同45分にFW才藤龍治が追加点を決めた。後半5分には相手のオウンゴールで差を広げた。足が止まり始めた同20分に千葉に1失点を許すも、リードを保ったまま格上チームを振り切った。

 沖縄ラウンドは25日に同競技場でJ1の北海道コンサドーレ札幌―千葉戦、28日には沖縄市の県総合運動公園陸上競技場で琉球―札幌戦を予定している。

琉球(3)
3―1(2―0,1―1)
千葉(0)

◆新体制で白星発進

 J3のFC琉球がコンパクトなパスサッカーで格上のJ2千葉に3―1で快勝した。昨季リーグ終了後、主力選手の移籍と新選手の加入で新体制となった琉球にとって、今年初の公式戦は幸先良い白星スタートとなった。

 千葉の重圧に序盤こそ対応が遅れて攻め込まれたが、風下の中でも、しっかりつなぐサッカーを展開。前半だけでMF富樫佑太とFW才藤龍治で2得点をもぎ取った。疲れの見えた後半は選手を入れ替え、新メンバーも今季の活躍を期待させるパフォーマンスを見せ、観客を沸かせた。

 藤澤典隆主将は勝利にも「瞬時の判断遅れで相手の重圧をかわしきれないなどの課題も見えてきた」と、気を引き締める。

 次戦はJ1北海道コンサドーレ札幌戦。金鍾成監督は「自分らの強さをどう出せるかだ」と課題を話し、「今年は結果と内容の二兎を追い求めながら、サポーターと共にチームを盛り上げたい」と語った。

◆活躍できず悔しい

 比嘉 祐介

 前半出場した比嘉祐介(千葉)の話 自分自身は良いプレーができず、チームは地元チームに2点差で負けたことが悔しい。自分の攻撃的なサッカーでチームのJ1昇格に貢献するので、今後も応援お願いします。