海上フェンス設置作業進む 辺野古ゲート前、約40人が抗議


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機動隊によってごぼう抜きされる市民ら=26日、午前8時55分、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ工事車両用ゲート前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で、沖縄防衛局は26日午前、米軍キャンプ・シュワブ沿岸の砂浜周辺で作業をしている。海上フェンスの設置作業を継続しているとみられる。

 臨時制限区域を示す海上フェンスは、大浦側の一部で設置されておらず、今後はこの部分での設置作業が進むとみられる。周囲ではカヌーなどに乗った市民が抗議を繰り返し、海上保安庁のゴムボートが区域内への進入を止めようとする動きもみられた。

 一方、キャンプ・シュワブの工事車両用ゲート前などでは、市民ら約40人が座り込んで新基地建設反対を訴えている。午前8時50分ごろ、シュワブ内から出てきた機動隊員約50人が工事車両用ゲート前に座り込む市民ら40人をごぼう抜きした。その後、工事車両用ゲートにクレーンの付いた大型トラック4台とクレーン1台がシュワブ内に入った。【琉球新報電子版】

米軍キャンプ・シュワブ工事車両用ゲートに進入するクレーン=26日午前9時ごろ、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ工事車両用ゲート前