地域

番組で家、車買う FMやんばる ジョバンニさん リアルに情報提供

ジョバンニさん(右)と談笑する宮里綾野さんも番組内で自宅を改修した=19日、名護市のFMやんばる

 【名護】「決して裕福ではないが、勢いで家と車を買うという無茶(むちゃ)」をするさまを、電波に乗せてさらけ出し続けている人がいる。FMやんばる(77・6メガヘルツ)で毎週木曜日午後3時から放送している「ジョバンニ、車と家を買う」のパーソナリティー、ジョバンニさん(31)=名護市我部祖河出身=だ。地元業者から車や住宅を買うまでのやり取りを通して「地域の車や住宅の買い物情報を提供する」(ジョバンニさん)ため、今までつぎ込んだ額はもう約350万円。今週も身銭を削りつつマイクの前で声を張る。

 番組は2015年6月に始まった。現在は家を買うための借り入れ査定を受けている最中で「借り入れと同額ほどの家を買う」と意気込む。既に246万円の新車を「店に行って1時間で買った」という破天荒ぶり。買ったその日の車に他の出演者がシークヮーサーを搾ってしまうなどの掛け合いが笑いを生む。

 番組が始まって2カ月後にはスポンサーの不動産会社が扱うアパートに引っ越した。「元の家から100メートルしか離れていないです」。ジョバンニさんの他にも6人がこの「無茶」に相乗り、自宅改築や中古車などに総額660万1634円を計上している。

 ジョバンニさんは「収入は名護市民の一般レベルで、ローン地獄ですよ」と笑い飛ばしながら「車も家もいつかは買うはず。面白い話題を振りまけばいつかは自分に巡り回ってくるし、局の売り上げにもつながると思う」と話す。(1)家や住宅の情報をリスナーに提供できる(2)地元の企業も潤う(3)自らも良い買い物ができる―ということから「一石三鳥です」と満足げだ。

 自らが家を買う様子を追ってもらい「聞いた人が『自分でも買えるんだ』と参考にしてほしいし、地元企業に家造りを頼む人が増えてほしい」と願いを込めている。(長浜良起)