クロワッサンの中にシークヮーサーの甘み 「くわっくる」販売


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
「くわっくる」の販売を始めた「和♥シークヮーサー笑費隊」と名桜大学ヘルスサイエンスプロジェクトチームのメンバーら=1日、名護市の名桜大

 【名護】名護市内を拠点に農産物などを加工・販売する4社が連携する「和(なご)♥シークヮーサー笑費隊」は1日、名桜大学の学生と同大学内のカフェ「Pain de Kaito」とコラボレーションしたシークヮーサーソルベ入りクロワッサン「くわっくる」の販売を同カフェで始めた。価格は1個150円で、同大学が春休みに入る今月10日まで販売する。笑費隊がコラボした商品の第1弾となる。

 名桜大は看護学科の有志で結成する名桜大学ヘルスサイエンスプロジェクト(MHSP)チームの教諭と学生が関わり、盛り付けの仕方や料金設定、商品名などを担当。食べた感想など今後の展開に向けたアンケートも実施している。チームリーダーで名桜大3年の那覇彩乃さん(21)は「さっぱりした甘さがおいしい。大学生にも人気が出ると思う」と話した。

 シークヮーサーのソルベは、笑費隊にも所属する勝山シークヮーサーが製造し、販売している。カフェで販売するクロワッサンを切り、ソルベを挟んだ。柔らかくバターが広がるクロワッサンの甘みとソルベの冷たさ、酸っぱさが独特のおいしさを生み出している。

 笑費隊の渡具知豊さんは「シークヮーサーの抗糖尿病効果に注目し、消費拡大を目指している。地域の資源を地域と大学が連携して開発した商品。ぜひ多くの人に味わってほしい」と呼び掛けた。