「原因調査中だが異常なし」 空自F15飛行再開で稲田防衛相


この記事を書いた人 松永 勝利

 【東京】1月30日に那覇空港で脱輪事故を起こして、飛行を停止していた航空自衛隊那覇基地のF15戦闘機が3日午前に飛行を再開したことについて、稲田朋美防衛相は3日午前の閣議後会見で「異常がないことを確認した機体から順次必要な訓練を実施している」と説明した。F15の脱輪事故は全国で初めて。事故原因はまだ究明されていないが「異常なし」と結論付けた格好だ。
 空自那覇基地は事故後、同型機40機の前輪部分の点検を実施した。「異常なし」と確認したとして、2日に県や那覇市に飛行再開の意向を伝えていた。
 稲田氏は「原因は現在調査中だが、全機に所要の点検を実施するなど安全確保に万全を喫し、順次訓練を実施している」と訓練再開の必要性を重ねて強調した。【琉球新報電子版】