比嘉大吾、12戦連続KO勝ち プロボクシング


この記事を書いた人 新里 哲
スーパーフライ級ノンタイトル10回戦でディオネル・ディオコスを攻める比嘉大吾(左)=4日、後楽園ホール(仲村良太撮影)

 【東京】プロボクシングのスーパーフライ級ノンタイトル10回戦は4日、東京・後楽園ホールで行い、浦添市出身で東洋太平洋(OPBF)フライ級チャンピオンの比嘉大吾(21)=宮古工高出、白井・具志堅スポーツ=がフィリピン・フライ級8位ディオネル・ディオコスを4回2分29秒TKOで倒した。比嘉は2014年6月のプロデビューから続く連続KO記録を12戦に伸ばし、世界戦に向けた前哨戦を勝利した。

 比嘉は序盤、得意の前に出るボクシングで圧力をかけるが決定打を欠いた。相手は比嘉が距離を詰めてきたところでボディーにカウンターを打ち込むが、比嘉も左右のボディーやカウンターのジャブを決め、徐々に自分のペースに持ち込んだ。3回からは、ダメージが出てきた相手を比嘉が圧倒し出す。要所で逃げられる場面もあったが、4回には頭を下げて逃げる相手にボディーとアッパーで攻め、最後はわき腹に打ち込みマットに沈めた。