【沖縄】沖縄市立コザ小学校で「お笑い会社」を立ち上げ、学校を盛り上げている座喜味昭人君(12)と中尾遙都君(11)のコンビ「レジェンド」が1月28日、沖縄市民小劇場あしびなーで開かれた「コザお笑い劇場」に出演した。学校を飛び出してネタを披露するのは初めてで、2人は「楽しくできた」と充実した表情を見せた。
1月5日の本紙に掲載された記事を読んだあしびなーの担当者が“芸能・文化人材育成”が劇場の理念だとし、学校やコザお笑い劇場の関係者と調整し、出演が決まった。
リハーサルでは持ち時間の2分を大きく上回る8分のネタを2人は見せた。急きょ調整が必要となったが、本番ではきちんとコントを披露。児童と先生の会話がかみ合わないコントで、会場を笑いで包むと、次の出演者がネタをまねしてくれた。2人は「面白かったから、まねしてもらえた」と手応えを感じた。
初めての舞台に「緊張した。心拍数が上がった」と語る座喜味君と、「緊張しなかった」という中尾君。今回の出演で「結束は強まった」と互いに笑顔を見せる。
初舞台で見つかった課題は「かまないこと、すべらないこと」。目指すは日本一のコンビだ。舞台上のひょうきんな表情は見せず、真剣に2人は取材に答えた。取材が終わるとすぐ、食い入るように舞台上のコントを見詰めた。「伝説になる」という目標への大きな一歩となった。