コンクリートブロックを投下 辺野古新基地建設


この記事を書いた人 松永 勝利
大型コンクリートブロックを海底に投下する大型クレーン船=7日午前9時59分ごろ、名護市の大浦湾

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で、沖縄防衛局は7日午前9時25分ごろ、大型コンクリートブロックを米軍キャンプ・シュワブ沿岸の大浦湾の臨時制限区域内に投下する作業を開始した。大型クレーン船がクレーンを伸ばして1個目のブロックをつり上げた後、湾内に投下した。
 防衛局は6日に海上の本体工事に着手した。汚濁防止膜のアンカーとして投下される大型コンクリートブロック228個のうち、28個が6日に大型台船から大型クレーン船2隻に移し替えられていた。
 海底ボーリング(掘削)調査用の大型特殊船「ポセイドン1」(4015トン)が7日朝、臨時制限区域内を移動する様子が確認されたが、午前9時30分までに掘削作業などは確認されていない。
 一方、シュワブゲート前では同日午前、辺野古新基地建設に反対する市民らが集まり、コンクリートブロック投下に抗議の声を上げた。【琉球新報電子版】

英文へ→ODB begins submerging concrete blocks in Oura Bay to restrict Henoko base construction site