諸見里ら県勢14人出場へ ダイキン女子ゴルフ


この記事を書いた人 新里 哲

 今年で30回の節目を迎える女子ゴルフのLPGAツアー開幕戦「ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」(3月2~5日、南城市・琉球GC)の出場選手108人が7日、決まった。同日、大会事務局が発表した。沖縄県勢は6年ぶりの出場が注目される宮里藍をはじめ、諸見里しのぶ、上原彩子、宮里美香、比嘉真美子、川満陽香理、上原美希のほか、アマ大会優勝の金城沙希(19)=名護高校出=や大会5年連続ベストアマを目指す大会推薦の新垣比菜(興南高3年)ら総勢14人が出場する。宮里がプロ初優勝を飾った2004年以来、13年ぶりの県勢優勝に期待がかかる。

 国内開幕戦とあって豪華メンバーが集結する。16年の賞金シードメンバーからは、15、16年とこの大会連覇のテレサ・ルーをはじめ、2年連続賞金女王のイ・ボミ、ランキング上位の笠りつ子、キム・ハヌル、申ジエ、日本国内からは鈴木愛、堀琴音、渡邉彩香、松森彩夏ら若手実力派がそろう。

 横峯さくらも海外から帰国参戦する。昨年の日本女子オープンで大会史上初のアマチュア最年少優勝を果たした畑岡奈紗も注目だ。

 昨年米女子ツアー賞金ランク67位で、17年のシード権を獲得した宮里藍はシーズン終盤に腰痛を発症し、オフのトレーニング期間を例年より伸ばして長期間戦う体づくりに集中する。

 今大会のホステスプロの諸見里は昨年、肋軟骨痛などの治療に専念した。2月に入り、タイ合宿でラウンドメーンに実技と小技を練習して仕上げている。

 昨シーズン中盤以降調子を上げ、米女子ツアー賞金ランク78位で17年シード権を獲得した上原は、年明けのツアー開幕戦ピュアシルク大会や16日開幕のハンダオーストラリア大会出場で実戦を重ねる。

 昨季は米女子ツアーショップライト大会で6位に入るなど、同ツアーを賞金ランク68位で終えて17年シード権を獲得した宮里美は2年ぶりの出場となる。年明けは米国で合宿し、体力づくりとグリーンでの基礎練習を連日行ってきた。

 県出身プロではそのほか、大城さつき、山里愛が出場する。

 アマは新垣や金城のほか、佐渡山理莉(名護高1年)、初出場となる星川ひなの(真志喜中―熊本国府高2年)、比嘉里緒菜(嘉数中2年)が熱戦に挑む。