陸自配備「説明を」 周辺住民、宮古島市長へ質問書


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
宮古島市への陸上自衛隊配備計画で、配備候補地の「千代田カントリークラブ」=7日午前、宮古島市上野野原(小型無線ヘリで撮影)

 【宮古島】宮古島市への陸上自衛隊配備計画を巡り、配備候補地「千代田カントリークラブ」(市上野野原)の周辺住民は7日、市役所平良庁舎を訪れ、下地敏彦市長宛ての質問書を市へ提出した。質問書では「市長の『(1月の市長選の)選挙結果にて市民は判断した』との新基地建設の推進発言は、市民に対する説明義務を果たさない責任回避の発言で到底納得できない」などと訴えた。五つの質問の回答を17日までに求めた。

 質問書は「千代田―」近隣の野原部落会(島尻信徳会長)と千代田新基地反対住民の会(宜保定和代表)の連名で提出した。下地市長は県外出張で不在だった。

 質問書では「反対を訴えている野原・千代田部落とどう向き合っていくのか」「住民の理解が得られるまで、配備を止めるという考えは無いのか」などと質問した。また、伊良部島の一部住民が、過去に下地島への自衛隊配備を要請したことに触れ「下地島に誘致を求める声に耳を傾けず、なぜ千代田を積極的に推進するのか」などと疑問を投げかけた。

※注:宜保定和代表の「宜」は、ワカンムリ