今年で30回の節目を迎える女子ゴルフのLPGAツアー開幕戦「ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」(3月2~5日、南城市・琉球GC)の出場選手108人が7日、決まった。同日、大会事務局が発表した。県勢は6年ぶりの出場が注目される宮里藍をはじめ、諸見里しのぶ、上原彩子、宮里美香、比嘉真美子、川満陽香理、上原美希のほか、アマ大会優勝の金城沙希(19)=名護高校出=や大会5年連続ベストアマを目指す大会推薦の新垣比菜(興南高3年)ら総勢14人が出場する。宮里がプロ初優勝を飾った2004年以来、13年ぶりの県勢優勝に期待がかかる。
◆初日にいい位置で
諸見里しのぶの話
30歳になり、大会も30回の節目でご縁が重なる。治療でシーズン半分を休んだが、長く支援してくれるダイキン工業や地元への恩返しのためにも最も勝ちたい試合で、優勝を目指す。初日にいい位置でスタートを切れば、いい流れができる。復活したプレーを見せて大会を盛り上げたい。
◆V争いし盛り上げたい
宮里美香の話
今年は、昨季低かったパーオン率の改善が課題だ。オフの間にアイアンショットの精度を高めたい。ダイキンは地元で行われる唯一の試合で、初めて出場したプロツアーでもあり思い入れも年々強まっている。県出身プロとして優勝争いで盛り上げたい。今シーズンは“勝つこと”を目標にしたい。
◆優勝して恩返しを
上原彩子の話
アマ時代から19回連続出場しており、今の自分をつくってくれた大会なので思い入れがある。今は海外で戦っているので、地元の皆さんの前でプレーできるのはこの機会しかない。いいプレーで大会を盛り上げたいし、優勝して恩返しがしたい。今年は米女子ツアー初優勝も目標にしていく。
◆出るからには勝ちたい
宮里藍の話
プロで初優勝した大会で、キャリアの中でも特別な意味を持つ場所だ。沖縄の皆さんの前でプレーできるのが楽しみで見に来てもらえたらうれしい。出るからには勝ちたい。6年のギャップは感じない。沖縄というアドバンテージを力に頑張る。今シーズンは国内外問わず、1試合でも多く勝ちたい。
◆攻めのゴルフ磨く
比嘉真美子の話
プロ5年目を迎え、持ち味の攻めのゴルフを磨きたい。オフでは年間成績の安定のために平均ストロークを上げ、体力づくりを強化している。ダイキンは一番思い入れの強い大会で、私の目標であり、夢であり、影響力の大きなものだ。地元なので、メジャーと同じくらい勝ちたい思いがある。
◆トップ10入りへ頑張る
上原美希の話
昨年はプレーオフを経験し、ステップアップ初優勝もできた今までで一番いい1年だった。終盤から疲れを感じ、オフは体力強化に重点的に取り組む。琉球GCは好きなコースで、今年はトップ10に入れるよう頑張りたい。今年は複数回優勝して、来年のレギュラーツアー出場権を取りたい。
◆地元でいいプレーを
川満陽香理の話
昨年は後半に調子を落とし、悔しいシーズンだった。疲れの取り方、パッティングの好不調の波の大きさといった課題に、オフに時間をかけて取り組んでいる。地元のギャラリーの前でいいプレーをして大会を盛り上げ、優勝を目指して頑張りたい。今年はリコーカップ出場を目標にしている。