J2我那覇、故郷・沖縄で初キャンプ 「結果残す」


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韓国チームとの練習試合で前線でボールをキープするカマタマーレ讃岐の我那覇和樹=8日、南城市陸上競技場

 サッカーJ2カマタマーレ讃岐の我那覇和樹(36)=小禄中―宜野湾高出=が新たなシーズンに向けて沖縄県内キャンプに臨んでいる。8日は南城市陸上競技場で行われた韓国チームとの練習試合に先発で出場。FWとして最前線で攻撃をけん引した。「J1昇格の可能性を上げるために全力で取り組む」とシーズンインへ闘志を燃やしている。

 昨シーズンは24試合に出場したものの、得点はわずかに1点にとどまった。「FWとして全然駄目だった」と反省が大きい。チームも19位の成績に終わったため、「不本意なシーズンだった」との思いが強い。チーム内でけが人が出た影響で、昨季は初めてDFを経験した。「FWが嫌がる守備はどんなものか学ぶことができた。プレーの幅が広がった」と強調する。選手として成長できたシーズンだった。

 故郷でキャンプをするのは今回が初めてという。「温暖な環境で調整できるのは素晴らしいことだ。周囲のサポートも良くて、感謝することが多い」と話す。12日までのキャンプ期間中に取り組むのは、けがをしない体づくりをすること。そして、「シュート一つの精度を上げていきたい」と攻撃面でも磨きを掛けるつもりだ。

 韓国チームとの練習試合で軽快な動きを見せながらも、「前線でのキープ力や守備の部分をもっと上げないと、試合には出られない」と厳しく自己評価する。26日には開幕戦を迎えるため、「スタートダッシュを仕掛けて勢いに乗りたい」と気合は十分だ。

 「沖縄の皆さんに応援してもらうためにも結果を残す」と強い決意を示した。
(平安太一)