沖縄県、辺野古の協議を要求 防衛局に文書発送へ


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海上工事が始まった沖縄県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ沿岸=5日

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設計画で沖縄県が求める事前協議を沖縄防衛局が「協議済み」として工事を進めていることについて、県は10日、防衛局に対し、工事を停止し事前協議に応じるよう求める文書を改めて送付する。

 県は昨年12月にも事前協議を求めて意見書を出していたが、防衛局は協議は終わったとして工事に着手している。

 今回の文書で県は防衛局に対し「工事に着手している以上事前協議とはいえない」と再度指摘して工事の停止を求める他、工事の際の技術面での資料提出などを求める。

 防衛局は1月、県が意見書で示した疑問点について回答する文書を「事前協議」として送付し、疑義がある場合10日までに回答するよう求めていた。