沖大入試でミス 3人に解答配布、謝罪


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 沖縄大学(仲地博学長)は10日、7日に実施した一般入試(前期)中、子ども文化学科の国語の筆記試験で解答用紙と間違って模範解答を配布するミスがあったと発表した。模範解答が配られたのは受験生41人中3人。目に触れた可能性がある26問(38点分)は受験生全員を正答とした。同大ではすでに採点と合否判定を終えたが、比較的難易度が低く点差がつきにくい問題だったことなどから、合否への影響はないという。沖縄大側は「多大な迷惑を掛けた」と謝罪した。

 同大によると、試験開始から2~3分後、受験生が試験官に用紙の違いを知らせた。予備の解答用紙と交換し試験を続行した。解答用紙は2枚つづりで、近くにいた職員が3人ともページをめくっていないことを確認しており、1ページ目の26問のみを正答とした。

 今回のミスを受けて、来月行われる一般中期試験までに「事前に試験用紙を確認する人数と確認項目を増やし、チェック体制を強化する」としている。