日本ハム、2次キャンプで名護市入り 稲嶺市長ら歓迎


この記事を書いた人 松永 勝利
多くの名護市民に出迎えられながら宿泊先のホテルに入る日本ハムの栗山英樹監督ら=12日午前、名護市内

 【名護】プロ野球で昨季日本一の日本ハムが12日午前10時ごろ、春季の2次キャンプを行う名護市に到着した。宿泊先のホテルでは稲嶺進名護市長ら約100人の市民や日ハムファンが出迎え、日本一を祝福し、2次キャンプの成功に向けてエールを送った。名護市営球場での2次キャンプは25日まで。
 日ハムの選手を乗せたバス2台がホテルに到着すると、出迎えた市民らは旗を振って歓迎した。稲嶺市長がバスを降りた栗山英樹監督に「ようこそいらっしゃいました」と声を掛けると、栗山監督は「よろしくお願いします」と答え、監督を先頭に選手らが続々とホテルに入った。
 大谷翔平選手はほかの選手と一緒に笑顔を浮かべながら、市民の声援に応えていた。本格的なキャンプの開始は13日からだが、12日は自主練習が行われる。
 稲嶺市長は「いらっしゃいというより、お帰りなさい、という感じだ。栗山監督をはじめ選手は全員元気そうで今季も期待できる」と笑顔を浮かべた。その上で昨季10年ぶりに日本一に輝いたことを上げ、「チームも、手にした優勝は返したくないという思いだろう。市民を上げて応援をしていきたい」と力を込めた。
 日本ハムは10日、米アリゾナ州ピオリアでの1次キャンプを打ち上げ、11日未明にフェニックスからチャーター機で帰国の途に就き、沖縄に向かった。【琉球新報電子版】