プロ野球で昨季日本一に輝いた日本ハムが12日午前10時ごろ、春季第2次キャンプを行う名護市に到着した。市内にある宿泊先のホテルでは、稲嶺進名護市長ら約100人の市民やファンらが「わが街のチーム」を出迎え、日本一を祝福し、2次キャンプの成功と日本一連覇に向けてエールを送った。
この日は自主練習で選手らは名護市営球場のサブグラウンドなどでキャッチボールなどをし、軽く汗を流した。球場には多くのファンが駆け付け、声援を送った。本格的なキャンプは13日から同球場で始まる。2次キャンプは25日まで。
選手を乗せたバス2台がホテルに到着すると、市民らは旗を振って歓迎した。稲嶺市長がバスを降りた栗山英樹監督に「ようこそいらっしゃいました」と出迎えると、栗山監督は「よろしくお願いします」と答え、監督を先頭に選手らが続々とホテルに入った。大谷翔平投手はほかの選手と一緒に笑顔を浮かべながら、市民の声援に応じていた。
球団の出迎えを終えた稲嶺市長は「いらっしゃいというより、お帰りなさい、という感じだ。栗山監督をはじめ、選手もみんな元気そうで今季も期待できる。市民を上げて応援をしていきたい」と笑顔を浮かべた。
日本ハムファイターズ名護協力会の宮城リーミさんは「まっちょーたんど(待っていたよ)。日本一おめでとう」と声を弾ませた。少年野球に所属している名護市立大北小学校6年の児童(12)は「大谷投手が大好き。今年もまた日本一を取ってほしい」と笑顔を浮かべた。