日本一の強さ、絵本で知って 日ハムが名護の園児に寄贈


この記事を書いた人 志良堂 仁
絵本を贈呈後、栗山英樹監督も園児らの輪の中に入り、記念撮影した=13日、名護市営球場

 【名護】プロ野球の北海道日本ハムファイターズは13日、2次キャンプを名護市で本格的に開始した。名護市営球場では練習前、稲嶺進名護市長らが球団へ地元特産品などを差し入れ、日本一連覇へ向け激励。一方で「なごに雪プロジェクト実行委員会」(会長・村田正敏北海道新聞社会長)が、名護市内の全幼稚園・保育園の58園に対しファイターズ選手会やトレーナーらが制作した絵本「もりのやきゅうちーむ ふぁいたーず つよさのひみつ」を贈呈した。贈呈式に参加した園児ら約70人と栗山英樹監督が記念撮影するなど球団と地元が和やかに交流した。

名護市の全幼稚園・保育園へ贈呈された絵本「もりのやきゅうちーむ ふぁいたーず つよさのひみつ」

 園児らへ贈呈された絵本は、選手をモデルにした森の動物たちが登場する。動物たちが野球を通し成長する姿を描きながら、「寝る」「食べる」「運動する」という子どもたちの成長に大切なことを、かわいいイラストを通して伝えている。

 贈呈した村田会長は「絵本を読んでたくましく強く、ファイターズを好きになってほしい」と呼び掛けた。

 稲嶺市長は差し入れ式で日本一を祝い「名護で最後の仕上げに臨み、今年もまたリーグ優勝とチャンピオンフラッグを勝ち取ってほしい」と期待した。