衆院予算委が公聴会 普天間飛行場問題や沖縄振興を議論


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 2017年度予算を議論する衆院予算委員会の地方公聴会が15日、那覇市のホテル・ダブルツリーbyヒルトン那覇首里城で始まった。衆院の委員会として県内で公聴会等が開かれるのは2015年7月以来。米軍普天間飛行場の辺野古移設問題や沖縄振興について議論する。

浜田靖一団長の挨拶で始まった衆議院予算委員会沖縄地方公聴会=15日午後2時ごろ、ダブルツリーbyヒルトン那覇首里城

 与党推薦の佐喜真淳宜野湾市長は、1996年のSACO合意以降も普天間飛行場が残り、市民の負担となっているとし「普天間の一日も早い返還をお願いしたい」と訴えた。

 野党推薦の富川盛武県政策参与は、支援される立場だった沖縄がアジアの中心地に近づき、日本発展のけん引役となることを強調し「沖縄への理解と支援をお願いしたい」と述べた。

 石嶺伝一郎県商工会議所連合会会長や前泊博盛沖縄国際大教授も意見陳述する。【琉球新報電子版】