【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で、基地の県内移設に反対する県民会議は18日午前9時半から名護市の大浦湾海上と瀬嵩の浜で海上パレードと抗議集会を開く。17日午前、米軍キャンプ・シュワブのゲート前で座り込む市民ら約40人を前に、ヘリ基地反対協の安次富浩共同代表があいさつし、多くの参加を呼び掛けた。
海上パレードでは船が約10隻出航し、大浦湾への大型コンクリート製ブロック投下に対し、抗議のシュプレヒコールを上げる。船には先着60人が乗船可能で、主催者は乗船希望者に対し、午前9時半までに名護市の汀間漁港に集合するよう求めている。抗議集会には約100人の参加を目指す。
座り込みで安次富共同代表は「民主主義は国から与えられるものではなく、このような闘いから作り出していくものだ」と強調した。
シュワブでは午前9時ごろ、再生砕石などを載せたとみられる大型トラック9台が工事車両用ゲートから基地内に入った。機動隊員約60人が座り込む市民ら約40人を強制的に排除した。
一方、海上では大型クレーン船の1隻が午前9時15分ごろからブロックを投下している。午前10時15分現在、少なくても5個を投下したとみられる。もう1隻もクレーンは上がっているがブロックの投下をしているかは不明。
新基地建設に反対する市民らは抗議船3隻、カヌー13艇で抗議行動をしている。【琉球新報電子版】
18日に海上パレード 船上と浜から抗議
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松永 勝利