那覇市小中校舎、23年度までに耐震化 指定避難所含む67棟


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 那覇市内の小中学校校舎の未耐震の問題で、市教育委員会は耐震化が必要な建物は67棟あり、指定避難所に指定された体育館も含めて2023年度までに全ての耐震化を完了させる方針を示した。17日の市議会代表質問で市教育委員会の伊良皆宜俟生涯学習部長が答えた。

 休館になった那覇市民会館の耐震構造基準を下回っていた体育館や校舎について伊良皆部長は「体育館は天井落下対策を09年度までに全ての学校で行い、照明器具落下対策は16年度で終了する」と日常の安全対策を取っているとした。

 耐震性が確保されていない17校の体育館を災害時に一定期間避難する指定避難所に指定していた点について久場健護総務部長は「震度6強~7の地震が起きた際は、学校の運動場や新耐震基準の条件を満たした校舎を優先的に活用する」と説明した。