夢のお店「できた」 西原南小、デザイン学び手作り


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児童が作った本屋さん

 【西原】西原南小学校(宮城優美校長)で2日「ドリームショップを作ろう」と銘打ったワークショップが行われた。JCD(日本商環境デザイン協会)のSODE(ソーダ)委員会のワークショップで「次世代を担う子どもたちにデザインの意識を高めてもらう」ことを目的に開催された。

 6年生63人は沖縄支部長の山里健一さんから、設計士やデザイナーの仕事について、また藤井啓介さんからは寸法・材料・光についてレクチャーを受けた。

 2時間目からは5~6人のグループで、事前に描いた設計図に基づき店舗を作っていった。午後は作品発表と講評で、時間をオーバーするほど熱気があふれた。

 平良萌笑(もえ)さんは「設計するのも楽しかったし、美容室の家具や鏡を作って取り付けるのが楽しかった」と述べた。

 本屋さんを作った小波津穂乃花さんは「いつもは触れない道具(タイルなど)を使って作れたのが良かった。本棚に本(段ボールに写真を貼ったもの)を収めるのが難しかった」と笑顔で話した。

(小波津昭子通信員)

ドリームショップづくりに参加した児童ら=2日、西原南小学校体育館