【中国時報】バス横転33人死亡 低料金ツアーが影響か


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 13日、台湾の花見ツアー客を乗せた観光バスが横転し、33人の死者を出す大事故が起きた。この事故に関し、運転手の過労のほか、業者がメンテナンスのコストを削減して低料金で客を集めていたことが指摘されている。

 事故を受けて、台湾の交通部観光局は21日に通達を出し、台北から阿里山、武陵、清境に行く1日ツアーには、八つのチェック項目をクリアするよう伝えた。

 チェック項目には、(1)旅行業責任保険への加入(2)ツアーバスの運転手は10時間の運転時間を超えない(3)スケジュールは過度にタイトにならないようにする―などがある。観光局は、旅行は安全を第一とし、業者の自主管理を通じて旅行サービスの品質をより高め、旅行客の権益の保障と信頼の拡大を図りたいとしている。