藍、6年ぶりダイキン「非常に楽しみ」


この記事を書いた人 志良堂 仁
歓迎式典で花束を受け取り、笑顔を見せる宮里藍=27日、那覇空港

 女子プロゴルフのLPGAツアー開幕戦となる第30回ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント(3月2~5日、南城市・琉球GC)開催を前に27日、6年ぶり9回目の出場となる宮里藍が沖縄入りした。タイでの米女子ツアー初戦を26日に終えて沖縄に駆け付け「(前回出場から)時間が空いた分、非常に楽しみにしている。しっかりと地に足を着け、結果を残したい」と決意を語った。この日は琉球GCで練習ラウンドが本格的に始まり、大会本番に向けて参加選手が最後の調整を重ねた。

 昨年26試合に出場した宮里は、賞金ランキング67位で米女子ツアーのシード権を獲得した。シーズン終盤には腰痛を発症し、フィジカル面の強化を痛感してオフの米アリゾナでのトレーニング期間は例年より長く、1月中旬から2月中旬まで行った。

 ツアー初戦となったホンダ戦は56位に終わり「思うような結果ではなかったが、課題だったパッティングの手応えを感じられた」と収穫も得た。「コースの感覚を早くつかみたい」と、28日の練習ラウンドではショットやショートゲームでの微調整を行う予定。

 2004年、18歳でプロ初優勝を飾った思い出の大会に久しぶりに戻る。県勢のプロ9人、アマ5人が出場する30回の節目の大会に「県出身のプロも多く、試合はすごく盛り上がると思う。たくさんの人が会場に足を運び、地元の選手に声援を送ってくれたらうれしい」と期待した。