アレルギー対応食で連携 かめさん商店と冷凍食品の寄宮


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アレルギー対応を強化するかめさん商店の田村磨理代表(右)と寄宮の渡久地政也社長=2日、那覇市港町

 アレルギー対応食品専門店のかめさん商店(糸満市、田村磨理代表)と冷凍食品卸売業の寄宮(那覇市、渡久地政也社長)は1日付で業務提携し、食品アレルギーへの対応を強化する。かめさん商店が取り扱う約700種類の食品や田村代表が持つノウハウを寄宮の販路を通じて広める。需要が高まるアレルギー対応を整備することで、今後修学旅行生ら国内外の旅行客に安心・安全を提供する。

 かめさん商店は2011年に設立し、乳・卵・小麦・そば・エビ・カニ・落花生の特定原材料7品目を使わないおやつ、しょうゆやみそなどの調味料、冷凍食品などを県外から取り寄せて販売している。

 田村代表は「県内ホテルなどからアレルギー対応食品に対する需要が高まっているが、県内事業者はどう安心・安全な食事を提供していくかが分からない」と現状を説明。「今後事業者の要望に応じて、アレルギー対応食品の使い方や環境の整備などノウハウも提供していきたい」と述べた。