弦の響き 県内各地に さんしんの日


この記事を書いた人 新里 哲
三線の楽譜「工工四(くんくんしー)」を背景に、一斉演奏で「かぎやで風」を披露する演者=4日、読谷村文化センター鳳ホール

 【読谷】3月4日の「さんしんの日」にちなみ、県内各地で正午から「かぎやで風」などの演奏が行われた。琉球放送は「ゆかる日 まさる日 さんしんの日」をテーマに、読谷村文化センターを主会場にして各地をつなぎ、ラジオで公開生放送をした。

 一方、三線歌謡の始祖とされる「赤犬子(あかいんこ)」(アカヌクー)を祭る読谷村楚辺の赤犬子宮前では、同村文化協会の会員約50人が集まり、三線と舞を奉納した。仲里義光文化協会会長は「県外・国外でも三線文化が語り継がれていることは沖縄の大きな宝物だ」と意義を語った。