鮮やか“冬の花火” 新城さん宅 比原産花木、色づく


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鮮やかな花を咲かせるクレロデンドルム・クアドリロクラレ。「心穏やかになる」と話す新城正雄さん=3日、石垣市登野城

 【石垣】石垣市登野城の石垣島気象台に近い新城正雄さん(87)宅の庭先で、クレロデンドルム・クアドリロクラレの花が鮮やかな紅紫色に色づき、見頃だ。新城さんは「今年が一番見応えがある」とほほ笑んだ。

 花はフィリピン原産で、10センチほどの紅紫色の花筒を花火のように放射状に伸ばし、先端は白色の花弁が反り返るように咲く。

 約10年前に知人から苗木をもらい、育ててきた。4~5年前から咲き始め、今年の咲き方が最も美しいという。道路側で約4メートルの高さに成長し、赤瓦屋根と重なり、目を引く風景が広がる。

 新城さんは「朝晩、この花を見て心が穏やかになる。一人で見るのはもったいない。多くの人に見てほしい」と話した。