やんばる国立公園オリオン特別缶 北部3村に売り上げ寄付


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寄付金の目録を手渡すオリオンビールの新垣昌光副社長(右)と(左から)伊集盛久東村長、宮城功光大宜味村長、宮城久和国頭村長=3日、国頭村のやんばる3村観光連携拠点施設

 【北部】オリオンビール(浦添市、嘉手苅義男社長)は3日、2016年11~12月に限定販売した「やんばる国立公園特別デザイン缶」の売り上げから112万8千円を国頭、大宜味、東のやんばる3村に寄付した。

 やんばる地域の環境保全事業への活用を目的に、ヤンバルクイナやケナガネズミなどの希少生物を捕食する野犬や野猫対策、外来植物駆除活動などに活用する。国頭村のやんばる3村観光連携拠点施設には、ノグチゲラやヤンバルテナガコガネなど国立公園をPRする看板も設置した。1本につき1円を寄付金とし、350ミリリットルと500ミリリットル計4万7千ケースを完売した。

 寄付金贈呈式でオリオンビールの新垣昌光副社長は「貴重な森を守ってほしい。3村の環境保全活動に寄付する」とあいさつした。