偽ブランドに注意を、輸入差し止め最多に 沖縄税関


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知的財産権を侵害し、沖縄地区税関で輸入が差し止められた洋服やかばんなど=3日午後、那覇市壺川の沖縄地区税関

 沖縄地区税関は3日、那覇市壺川の同税関で2016年の知的財産権侵害物品の差し止め実績を発表した。輸入を差し止めた件数は472件(15年456件)で、統計が残る11年以降最多となった。差し止め点数は3127点と、前年の3411点から8・3%減少した。差し止め品は同日、沖縄市の廃棄物処理場で処分された。

 件数では偽ブランドなどのバッグ類が287件と最も多く、携帯電話ケースなどの携帯電話と付属品は55件だった。点数では携帯電話と付属品が837点と最多。スマートフォンのケースなどが大量に差し止めされたためという。次いで自動車付属品が421点。

 国別では、中国からのものが94・1%だった。