島ぞうりで100キロ 保久村さん、10度目の走破


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島ぞうりで100キロを走り抜いた保久村旭克さん=5日、21世紀の森体育館前

 保久村旭克さん(39)=那覇市=は島ぞうりでNAGOURAマラソン100キロを、10時間23分で走破した。ウルトラマラソンを島ぞうりで完走するのは今回で10回目で、「これからも島ぞうりで走りたい」と笑顔を見せた。

 高校で美術の教員をしている保久村さん。授業で島ぞうりアートをしたときに、島ぞうりの緒をなかなか取り外すことができなかった。「けっこう頑丈、これなら走れるかもしれない」と考え、趣味のマラソンに島ぞうりを取り入れた。「つま先から地面につけると走りやすくて、まめもできにくい」と説明する。雨が降ると滑るため、雨天時は輪ゴムで島ぞうりと足を固定して走る。

 原動力は、沿道の子どもたちの笑顔だ。「子どもたちの反応がいい。みんなが応援してくれる」と語った。