【中国時報】鳥インフル2人目死者 台湾、69歳男性


社会
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 疾病管理処の羅一鈞副所長は2月、鳥インフルエンザH7N9型に感染した69歳の男性が、27日間の闘病の末、多臓器不全で死亡したと発表した。

 H7N9に感染して死者が出たのは台湾で2人目、その前は2014年の86歳の男性までさかのぼる。

 今回亡くなった台湾人ビジネスマンは、60歳を超え、高血圧の病歴があった。さらに重い肺炎を患い、H7N9で死亡する要因を備えていたと考えられる。

 また抗生物質も効かず、日本から緊急に新薬を取り寄せて投与したが、病状は好転しなかった。男性は家禽(かきん)類との接触はなかったが、大陸(中国)に出張した際に感染したとみられる。現在中国はH7N9インフルエンザの流行期のピークにあり、当局は「大陸に行く場合に注意を」と呼び掛けている。