石川遼ら出場資格者決まる 5月のゴルフ日本プロ、沖縄で10年ぶり開催


この記事を書いた人 Avatar photo 与那嶺 明彦

 日本プロゴルフ協会(PGA)の倉本昌弘会長らは6日、沖縄県那覇市のロワジールホテル沖縄で「PGAチャンピオンシップサミット2017」を開催した。5月に名護市のかねひで喜瀬カントリークラブで行う「第85回日本プロゴルフ選手権大会日清カップヌードル杯」について、倉本会長や協賛する金秀グループの呉屋守将会長らはコースコンディションの現状報告などを行った。

 喜瀬CCでの日本プロは10年ぶり。大会には県勢の宮里優作がシードでの出場を決定、兄の聖志も予選会の結果次第で倉本会長が特別枠として推薦を検討している。そのほか、2007年大会で優勝した伊澤利光や昨年覇者の谷原秀人、片山晋呉、池田勇太、谷口徹、石川遼ら出場有資格者も決まった。

 同CCでは、日本で最も歴史がある大会の開催へ、コースの難易度の向上などに向けて取り組んでいる。セカンドショットがギャラリーから見えなくなることを防ぐため、松の木を移動したことや、ティーショットできる位置を下げて距離の確保を図ること、バンカーを広げて深くすること、フェアウエーやラフの芝の調整などを紹介した。

 倉本会長は「呉屋会長はコースに自ら足を運び、こうすればもっと良くなる、難しく、戦略的になると取り組んでいる。10年間で喜瀬CCも成長しているのではないか」と話し、選手らの意欲が高まるコースづくりに期待した。

 第85回大会の開催地になったことに、呉屋会長は「大変に光栄だ。喜瀬CCで試合をして良かったと言われるような大会にしていこうと、ハードやソフト含めて一生懸命取り組んでいる」と話した。

 日本プロは、ツアー選手権、日本オープン選手権と並ぶ国内男子三大大会の一つ。10年ぶりの沖縄開催で、5月11~14日の4日間行う予定。

 優勝賞金3千万円で賞金総額1億5千万円。賞金の5%(予定)750万円を東日本大震災の復興支援活動などに寄付する。

喜瀬CCでの日本プロ日清カップ開催に向けた取り組みを報告した日本プロゴルフ協会の倉本昌弘会長(左から4人目)と金秀グループの呉屋守将会長(同5人目)=6日、那覇市のロワジールホテル沖縄