5歳で空手に出合う 沖縄市育ちのNZ代表 ニーナ・エドガー 東京五輪「夢」実現へ


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力強いスーパーリンペイを披露するニーナ・エドガー=6日、県庁

 2歳から13歳まで沖縄市で育ったニーナ・エドガー(15)が、東京五輪の出場を目指して技に磨きをかけている。空手のニュージランド代表にも選ばれ、1日から沖縄県内で行われている合宿にも参加している。「オリンピックは小さいころからの夢だ。形での出場を目指して頑張りたい」と拳を握った。

 ニュージーランドで生まれ、2歳で母親の親族がいる沖縄に移り住んだ。5歳の時に空手と出合い、「真剣さを目で伝える姿がほかのスポーツにはない」と魅力を感じて競技を始めた。県内でも大会上位に入るほどの実力を身に付け、比屋根小学校を卒業した後にニュージーランドに戻った。

 2015年の剛柔流世界大会の形競技で優勝したほか、16年には高校のオセアニア大会にニュージーランド代表として出場し、女子形で準優勝した。

 13歳まで過ごした沖縄で合宿することに、「すごく驚いている」と声を弾ませる。ニュージーランドでは沖縄の空手との違いを感じることがあるといい、「沖縄の先生たちに伝統の空手を学んで練習を重ねたい」と意気込みを語った。