汚濁防止膜の設置開始 辺野古新基地建設 新たな工程に


この記事を書いた人 松永 勝利
汚濁防止膜を引っ張る引き船。手前では作業船が防止膜固定用のトンブロックをクレーンで投下する作業が行われている=10日午前9時53分ごろ、名護市の大浦湾

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に伴う新基地建設で、沖縄防衛局は10日午前9時42分、大浦湾海上の臨時制限区域内で、護岸工事に先立つ汚濁防止膜の設置作業を始めた。海面に浮く防止膜につなぐ浮具(フロート)を船でえい航した。工事は新たな工程に入った。防止膜は4月末までに計4カ所設置する予定。5月には護岸工事を始め、その後に本格的な埋め立て作業を始める。
 海上では基地建設に反対する市民らが抗議船4隻、カヌー11艇で抗議している。
 汚濁防止膜の設置と並行し、膜を海底で固定するためのアンカーとなる大型コンクリートブロックの投下も続いている。大型クレーン船が稼働し、午前9時29分からブロックの投下が始まった。2月から続いているブロック投下は現在、予定する228個のうち、少なくとも6割以上が投下を終えているとみられる。
 一方、米軍キャンプ・シュワブゲート前では同日午前8時45分ごろ、基地建設に反対する市民約20人が座り込み、県警の機動隊約50人が排除した。工事車両の進入路を確保した後、ゲート内にダンプ19台が入り、うち2台はトレーラーで、荷台にコンテナ3個を積んでいた。【琉球新報電子版】