笑顔カレンダーあす制作始まる 福島支援で宮古島市民


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
笑顔カレンダー制作参加を呼び掛ける「うむい宮古島」の前里芳人さん(左)と下地昌伸さん=宮古島市平良

 【宮古島】東日本大震災に伴う福島第1原発事故を受け、毎年夏に福島県の家族を宮古島に招待する保養ツアーの資金造成のための「笑顔カレンダー 宮古島」の2018年版の制作が始まる。12日午前11時から午後6時までの時間帯、市平良のマックスバリュ宮古南店で撮影会が開かれる。

 カレンダーを制作する市民グループは「福島の原発事故の影響を少しでも減らしたい」と話し、多くの来場を呼び掛けた。

 カレンダー制作には一口500円で参加できる。参加者は被災地へのメッセージを添えた写真をカレンダーに掲載できる。この撮影代とカレンダーの売り上げ(1冊500円)を保養ツアーの経費に充てる。17年版の売り上げなどで、今年7月に5回目の保養ツアーが行われる。

 カレンダーを制作する「うむい宮古島」の前里芳人理事は「熊本地震の影響もあって支援が分散している。震災から6年がたつが続けないといけない」と話した。