69年の歴史に幕 東中が閉校式 4月に3校統合で再出発


この記事を書いた人 松永 勝利
閉校式で校歌を斉唱する生徒や卒業生、地域住民ら=11日午前、東村立東中学校

 【東】4月から東村内の全3中学校が統合することに伴い、東村立東中学校で11日午前、閉校式が行われた。1948年から69年間の歴史にいったん幕を下ろす。4月からは同校と高江中学校、有銘中学校の3校が統合され「東中学校」となる。校歌や制服を一新して新たな歴史を開始する。閉校式には1期生を含む卒業生や在校生、東小学校の児童、地域住民らが参加した。
 同校の卒業生は48年度から本年度までで計2129人。根路銘国斗校長は「20日後には統合され、新生『東中学校』としての歩みを始める。東中学校からさらに発展していくことを願う」とあいさつした。
 卒業生代表で1期生の平良博さん(83)は「東中の卒業生は県内外、世界で活躍している。新しい中学校でもスポーツや勉強に励んでほしい」と期待した。
 中学生を代表し、3年生の飯塚翔太君、平良光君、仲嶺真平君が登壇し「僕たちを見守り、支えていただいた皆さんに感謝の気持ちを込めて笑顔を」と述べ、新たなスタートに期待した。【琉球新報電子版】