FM3局が防災特番 きょう午後2時、同時放送


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「次年度以降もこのような取り組みを続けたい」と話す山内一郎社長(左)と奈良蓮社長=10日、那覇市牧志のエフエム那覇

 コミュニティーFMラジオ局のエフエム那覇(奈良蓮社長)、FMぎのわん(山内一郎社長)、FMコザ(西銘宣彦社長)は11日午後2時から、3局同時で3・11特別番組「未来へつなぐ防災」を生放送する。3市長も生出演し、意識すべき災害や防災対策について聴取者と共に考える。

 放送では城間幹子那覇市長、佐喜真淳宜野湾市長、桑江朝千夫沖縄市長も出演し、それぞれの防災などについて語る。東日本大震災の避難所生活経験者インタビューの収録音源なども放送する。3局で同時放送することで、車両の運転中も継続して聴取できるようにする。

 ぎのわんとコザの2局は週1回防災番組を放送しているが、今回は那覇と連携して広域での特番に取り組む。奈良社長は「昨年11月から企画を始めたが、コミュニティー局だから迅速に準備できた」と話した。

 山内社長は「阪神・淡路大震災や東日本大震災でもコミュニティー局が活躍した。3局で同時放送することで、地域の防災について発信したい」と述べ、多くの人々の聴取に期待した。

 周波数は那覇が78・0メガヘルツ、ぎのわんが79・7メガヘルツ、コザが76・1メガヘルツ。