教育

左官女子 夢へ一歩 一流目指して東京就職 町田新菜さん(16歳)

 県立浦添職業能力開発校エクステリア科を修了した与那原町の町田新菜(にいな)さん(16)=与那原中出身=が今春、建物の壁塗りなどを仕上げる左官として社会人としての第一歩を踏みだす。中学新卒者の就職は一般に厳しいが、マンション建設などを手掛ける東京の会社の内定を射止めた。町田さんは「塗る作業が好き。男性に負けないよう頑張りたい」と一流の“建築女子”を目指して爽やかに語る。


浦添職業能力開発校を修了し東京で左官として就職する町田新菜さん(中央)と家族=9日、浦添市の同校

 町田さんは中学卒業後すぐに同校に入校。一番興味を引いた左官を学べるエクステリア科を選んだ。同校が積極的に資格取得を進める中、町田さんも左官の3級技能検定への挑戦を決めた。苦手な筆記試験には、朝早くから放課後まで職業訓練指導員の宮城満さんらが付き添って対策を進めた。「繰り返しやるとできるようになり、楽しくなった」と手応えを深め、見事合格を勝ち取った。

 宮城さんは「一人前になるには数年かかるが、まじめに取り組む町田さんならきっと成長する」と期待をかける。16歳のまな娘の独り立ちに「本人が選んだことだけど、やはり心配だ」と言う母・由紀子さん(35)の横で町田さんは「左官1級も取りたい」と気負いのない笑顔を見せた。(黒田華)