息を呑む繊細美 切り絵アート展始まる、浦添市美術館


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
繊細な切り絵作品をじっと見つめる来場者=11日、浦添市美術館

 日本を代表する切り絵作家11人による「息を呑(の)む繊細美 切り絵アート展」(琉球新報社主催、浦添市教育委員会共催)が11日、浦添市美術館で始まった。4月16日まで。作品110点と、紙を複雑な模様に切り抜いてネックレスなどを作る「Paper Jewelryデザイナー」で、読谷村出身の古堅ちひろさんの作品が特別展示されている。古堅さんは「1枚の紙の可能性を感じてほしい。家族連れなど多くの県民に来ていただければうれしい」と話した。

 来場した照屋喜美子さん(68)=うるま市=は「細かいので手作業で作っているのが信じられない。のめり込んで胸がどきどきするほど感動した」と話した。

 関連イベントとして「蒼山日菜さんによる切り絵の実演」が4月1日、浦添市てだこホール市民交流室で開催される。参加無料だが、同展のチケット、または半券を持っている人が対象。事前申し込みが必要で、定員200人に達し次第締め切る。

 申し込みは、琉球新報社営業局(電話)098(865)5200(平日午前10時~午後5時)。