「陸自来たら婦女暴行起こる」 石嶺宮古島市議がFBに投稿 批判受け、その後削除


この記事を書いた人 松永 勝利
石嶺市議が投稿したフェイスブックの書き込み

 【宮古島】宮古島市への陸上自衛隊配備計画を巡り、石嶺香織宮古島市議が9日、自身のフェイスブック上で、米海兵隊の訓練を受けた陸自部隊が宮古島に配備されたら「絶対に婦女暴行事件が起こる」などと投稿した。その後、批判する書き込みが相次いだ。これを受け、石嶺市議は12日までに、フェイスブック上で釈明をした上で投稿を削除した。
 石嶺市議は12日、琉球新報などの取材に「あらためて会見などで見解を述べたい」と話した。同日までにフェイスブック上では「言葉足らずな表現から、意図するところとは違う誤解を生んでしまいました。私が批判しているのは、自衛隊員個々の人格に対してではなく、戦争のための軍隊という仕組みに対してです」などと釈明した。
 石嶺市議は9日、陸自が米国で海兵隊と共に実働訓練をしているとのニュースを引き合いに出し「海兵隊からこのような訓練を受けた陸自が宮古島に来たら、米軍が来なくても絶対に婦女暴行事件が起こる」と投稿した。その上で「沖縄本島で起こった数々の事件がそれを証明している。宮古島に来る自衛隊は今までの自衛隊ではない」と記した。
 石嶺市議は宮古島市への陸自配備の反対を公約に掲げ、今年1月の市議会補欠選挙で初当選した。
 防衛省は宮古島市に700~800人規模の警備部隊とミサイル部隊の配備を計画している。【琉球新報電子版】